

虫の「声」や「合唱」と表現されるように, 生命を感じさせる風流なものとして親しまれる虫の音(むしのね). その実, 多くの虫は単調な音で決まったフレーズを繰り返すだけであり, まるで機械的な反復のように感じる.
虫の音そのものよりむしろ, 草陰に足を踏み入れた時に音が鳴り止む, その静寂が生命を感じさせるのではないだろうか.
本作品は, スズムシの形態・鳴く機構を単純化したsuzumushiによってこの仮説を検証する.
虫の音そのものよりむしろ, 草陰に足を踏み入れた時に音が鳴り止む, その静寂が生命を感じさせるのではないだろうか.
本作品は, スズムシの形態・鳴く機構を単純化したsuzumushiによってこの仮説を検証する.
増田凌