ジッパーは「金属やプラスチック製の角張った構造が互いに噛み合い, 直線を形成する」という強い人工物らしさをもっている. そんなジッパーを用いながら自然がもつ有機的な形を表現することはできるのだろうか. 
本作品では所望の曲線に沿うようコンピュテーショナルに設計・製造されたジッパーによって形作られた立体を提示する. ジッパーは布を支える骨格となり, その開閉によって立体の形を変化させる. 
服を着る. 鞄にものをしまう. 日常に埋もれていた「ジッパーを開閉する」という行為に新たな意味を見出すことができるかもしれない
増田凌, 永田莉紗, 金田昌也, 石川虎之介, 加藤遼真, 大平麻以
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